令和五年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
関係各位、そして地域の皆さま方におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より「八代草」の施設運営におきましては、多大なご支援、ご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナ感染症では、変異株の出現や、新たな波を繰り返し、先行き収束の兆しの見えない年となりました。また、ロシアのウクライナ侵攻による原油・原材料や肥料・飼料などの輸入品の価格高騰、相次ぐ食料品の値上げなどで大変厳しい1年でした。
八代草におきましては、4月に施設長が交代し、新たな風を入れながら新体制での施設運営に臨んだところでしたが、8月には、入居者・利用者様、職員併せて11名のコロナ感染者が確認され、クラスターとなってしまいました。その後も常に感染へのリスクと背中合わせの中で、感染予防に努めておりますが、面会制限や様々な行事も縮小せざるをえず、入居者様、ご家族様には大変寂しい思いをおかけしていると思います。ご家族様には、日頃のご様子を丁寧にご説明し、安心して入居生活ができるよう努めているところです。
また、昨年の施設目標に、SDGsへの取組みをあげ、熊本県のSDGsへ企業登録をいたしました。小さいことからコツコツと全職員でSDGsへ取組むことができたと思います。今後も継続して取組み、いろんなことにチャレンジしていきたいと思います。
今年の干支は卯年です。卯のように、楽しくてピョンピョン跳ねるくらい良い年にしたいものです。おかげさまで今年9月には、八代草も開設10周年を迎えます。
これも、ご利用者様、ご家族様をはじめ地域の皆様方の温かいご支援・ご協力の賜であると感謝しております。10周年という節目を迎える中、本年は、「初心を忘れず、さらなる進化を目指す」を目標に頑張ってまいります。これからも、当法人の理念である「感謝」「敬愛」「向上」「信頼」の心で、ご利用者様に寄り添い、笑顔とやさしさに満ちた時間をお届けできるよう、さらには地域発展のため全職員とともに、努力していく所存でございます。
今後とも八代草をご支援いただきますようよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、今年一年が、皆さま方にとって幸多い年となりますようご祈念申し上げ挨拶といたします。
令和5年1月
社会福祉法人 平成苑
地域密着型特別養護老人ホーム 八代草
理事長 新井浩子