平素より、社会福祉法人平成苑の運営推進、活動におきましては、様々な方面よりご理解、ご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。 この度、当苑は、令和5年9月23日をもちまして、開設10周年という節目を迎えることができました。これも一重に、ご入居者様、ご利用者様、そのご家族様方、そして地域の皆様方の温かいご支援の賜物と心より御礼申し上げます。 初代理事長坂本眞一は、自らがこの八千把地区に生まれ育ち、地域の皆様に大変お世話になってきたことから、この場所に地域密着型の施設を立ち上げ、少しでも地域のお役に立ちたいという恩返しの気持ち一心で奮闘しておりました。 残念ながら志半ばで平成27年7月に急逝しましたが、そのあとを私が引き継ぎ、歴代の施設長、創設メンバーである事務長をはじめ、全職員に、しっかりと八代草を支えてもらい今日を迎えました。OBを含め共に八代草を育ててくれた職員たち、また陰でその職員を支えてもらったご家族にも心から感謝しています。 私たちの人生の中では、突然の別れや、熊本地震やコロナ感染など、思いもよらぬ出来事が起きるものです。そのような苦難の中で、私たちは、それを乗り越え前に進む力となるものは、自分たちの身近な人たちと一緒に泣いたり笑ったりの心のつながりであることを学んでまいりました。その目には見えない力が、うまく行かない時も、必ず明るい未来があるのだと私たちを導いてくれます。八代草から拡がる心のつながりをこれからも大切に紡いでいきたいと思います。 毎日の何気ない日々の中で、ご入居者様、ご利用者様方の笑顔が私たちの1番のエネルギーです。八代草の理念である、感謝、敬愛、向上、信頼の心を軸として、常に初心を忘れず、地域に根差し、開かれ、そして愛される施設となりますよう職員一同、一丸となって精進してまいります。 どうかこれからも皆様の変わらぬご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。